<推薦します>

松田 完
 MATSUDA Kansuke

 
「大空を飛ぶ」という人類の夢が実現して百年が経ちました。この間、航空機産業界はめざましい発展を遂げ、より速く、より遠く、より高く、そして、より快適に、より安全に飛行することが可能になっています。皆さんも旅客機のお客として大空を飛ぶ経験をされ、地上では味わえない感動を得られたことでしょう。眼下に広がる陸、海、雲、遠くには地平線、水平線。今まで見たこともない素晴らしい大空の世界です

でも、貴方はあくまでも客席人でしたね。
この
HPを訪問された方々は、客席ではなく<操縦席>をめざしての来訪だと思います。

実は、私も操縦席を目指した一人でした。進んだ道は、航空自衛隊機の操縦席。厳しい地上教育や操縦訓練に挑み、やっと一人での飛行を許可されたときの感激は30数年経った今でも憶えています。その後、操縦教官としても幾多の若者が大空へ羽ばたく手伝いをしましたが、中でも特に印象に残っていることは、運輸省による指定養成施設審査を受けたことです。地上教育と操縦教育内容の見直し、そして昨今、関心の高まっているパイロットとして基本的な精神的要素である「Airman-Ship」の育成という課題に取り組みました。

その点、まさにDMBパイロットスクールが同じテーマを掲げ、真剣に飛行教育に反映されていることを知りました。民間養成校でも、安易に操縦免許だけを取るだけでなく、しっかりとした教育理念のもと、飛行教育を通じて「人を育てる」ことを目指していることにビックリした次第です。

確かに、航空機の操縦は真剣勝負。滑走路あるいはスポットを離陸して、安全に着陸するまでの間、飛行に必要な知識、技量、精神力は幾多あります。基本的なことは、学科試験や口答試問で求められていますが、実際に飛行してみますと、E/Gをまわした途端、思考が真っ白になる人もいます。これは知識が根を張るまでに至っていないからでしょう。また、空の世界では、飛行に必要な情報や管制指示、助言などは英語を使用します。英語能力があるレベル以上にないと、管制機関との交信も「Say Again」の連続になってしまうでしょう。これでは、免許は取ったけれども、自信をもって飛行できません。

空の世界に「自分に妥協する」と「他人に依頼する」という言葉はないのです。これはあらゆる教育の場に通用する当たり前な言葉ですが、これから大空を目指そうとされている皆さんに敢えて贈ります。また、本校から心()・技・体、バランスのとれたパイロットが一人でも多く育つことを期待しています。

 
【松田完介略歴】

鹿児島出身、防大12期
1970年にウィングマークを取得後
築城・第8航空団第6飛行隊でF-86F
千歳・第2航空団第203飛行隊F-104J
浜松・第1航空団第33飛行隊でT-33教官
松島・第4航空団でT-2教官
その後、空幕勤務を経て,
防府北・第12飛行教育団第2飛行教育隊長
三沢・北部航空方面隊,第4航空団で司令部勤務を歴任2001年退官
総飛行時間  5,200時間 (T-2 : 1000時間)

T4 入間基地 T2 松島基地 T2 松島基地

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