カモフ と ミル

8月なかばのモスクワ航空ショー(MAKS2001)で、カモフとミルに関するヘリコプターのニュースがいくつか伝えられた。
その一つは、カモフ社がKa-60Uと呼ぶ新しいヘリコプターの開発を進めているというもの。新世代の訓練用ヘリコプターで、現用Ka-60を基本とし、2003年に実用化の予定。
これでロシア軍のヘリコプター操縦訓練は、先ずKa-226で基礎訓練をおこない、それからKa-60Uに移って、Ka-52攻撃機などの実戦パイロットになるという。Ka-60Uは高等実戦練習機として、10年間に100機以上の生産が見こまれている。
またカモフ社はロシアのガズプロム石油ガス会社からKa-226双発タービン・ヘリコプターについて大量50機の注文を受けた。
ほかに、カモフ社はKa-52攻撃ヘリコプターを韓国へ提案中。韓国では、かねて35機のKa-32ヘリコプターが使われており、Ka-52の可能性も高いという。この売りこみには米側からボーイングAH-64Dアパッチ・ロングボウやベルAH-1Zキングコブラが競争相手となっているが、ロシアの提案はKa-52が採用になれば最終組立は韓国内でおこなうという。AH-64DとAH-1Zは、ここでも闘っている。
一方ミル・ヘリコプター社からは、ミルMi-8大型ヘリコプターの近代化を進めているというニュース。Mi-8といえば、もはや伝説的なヘリコプターだが、これを再生しようというのである。すでに数年前から作業が進んでおり、間もなく新しいMi-8がよみがえる予定とか。
新しいMi-8は全く新しいエンジンを装備して、高度7,800mを340km/hの巡航速度で飛行できる。今のところは仮称「Mi-8TB7」と呼ばれているが、実用化すれば新しい呼称が与えられるであろう。
ミル・ヘリコプター社ではさらにMi-26についても近代化の作業が始まっている。コクピットの装備を改良して、従来の乗員5人が2人に減るという。
なお、今年のMAKS2001ショーでは、ロシア製航空機が約30億ドル相当の注文を受けたもよう。この中にはスホーイ戦闘機、ミグ戦闘機、ミル・ヘリコプターなどが含まれる。
(DMB、2001.8.22)
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