ヘリコプターへお年玉

 

航空宇宙博物館に100万ドルを寄付

 ヘリコプターの生産数でトップ・メーカーに躍進したロビンソン・ヘリコプター社のオーナ−兼社長兼チーフ・デザイナーのフランク・ロビンソン氏は、このほど100万ドルの大金をワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館に寄付した。寄付の目的は、現在ワシントン郊外のダレス国際空港に建設中の同博物館別館にヘリコプターの展示室を確保するため。

 ワシントン市内のスミソニアン航空宇宙博物館には、かつてヘリコプター専用の展示室、ヴァーティカル・フライト・ルーム(垂直飛行室)が設けられていた。ところが1995年、広島の原爆投下に使われたB-29エノラゲイを展示することになって取り払われ、1998年にエノラゲイの展示が終わってもヘリコプターの展示は復活せず、ヘリコプター関係者を落胆させていた。

 新しい別館は、床面積71万平方フィート(約2万坪)の巨大な建物で、その中にヘリコプターはもとより、ボーイング747やロッキードSR-71など、総計およそ200機の航空機と100基の宇宙船および衛星がが展示される。

 開館は2003年12月――ライト兄弟の初飛行から100周年を記念するかたちでおこなわれる。 

 

アメリカ政府の高額消防予算

 昨年夏アメリカ西部で発生した大規模な山林火災を反省して、米連邦政府は新年度予算として18億ドル(約2,000億円)を山林消火のための資機材購入費に当てることとした。

 連邦政府がこのような高額の消防予算を組むのは史上初めてという。予算の適用を受けるのは5つの政府関係機関で、その中には森林局、国土管理局、国立公園管理局などが含まれる。

 これらの官公庁は新しい予算で消防車、ヘリコプター、消防飛行艇などを購入したり、消防隊員の増員をはかることになるが、ヘリコプターについてどの程度の購入費になるのかは未定。しかし金額が大きいだけに、売り上げの伸び悩みに苦しんでいたヘリコプター・メーカーにとっては新世紀を迎えたお年玉といえよう。

(DMB、2001.1.17)

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