ロッキードJSF2号機目が初飛行

 

  

 

 ロッキード・マーチン社とボーイング社が競争開発中の3軍共用戦闘攻撃機、ジョイント・ストライク・ファイター(JSF)は、合わせて3機目に当たるX-35Cが12月16日に初飛行した。同機は海軍向けの仕様で、空母での作戦行動を中心に試験飛行がおこなわれる。

 この空母搭載型(CV)JSFはロッキード・マーチン社のパームデール工場で製作されたもので、当日午前9時23分に同工場を離陸、27分間飛んでエドワーズ空軍基地に着陸した。この間、同機は高度1万フィートまで上昇、270ノットまで加速され、横転、横滑りその他の飛行特性が確認され、装備機器の機能チェックがおこなわれた。

 X-35Cは、基本的には先に飛行したX-35Aと変わらないが、空母での作戦を前提としているため、主翼と操縦翼面が大きく、エルロンが追加装備され、降着装置は強い衝撃も吸収できるようになっている。

 ロッキード・マーチン社は「海軍は史上最強の戦闘攻撃機を求めつつ、整備の手間がかからず、コストもかからないものを希望しているが、このX-35Cこそはその期待にそうものだ」と語っている。「とりわけ本機はすぐれたステルス性をそなえているため、敵から発見される前に、先ずこちらが第1撃を加えることができる。また全天候性も有する」と。

 テスト・パイロットは、このX-35Cが「予想外に強い上昇力をもつうえに、着陸操作が非常にやさしく、進入速度や進入角度を設定するとそれを維持したままなめらかに着陸できる」と語っている。

 なおロッキード・マーチン社では、先に飛行したX-35AをCTOL(通常離着陸)型からリフトファンをもつX-35Bに改造し、STOVL(短距離離陸・垂直着陸)機として来年春飛ばす予定。このためX-35Aは11月22日に試験飛行を終了、すでに改造工事に入っている。 

 ロッキード・マーチン社とボーイング社によるJSF開発競争の結果は、2001年10月までにどちらか1社の選定が決まる予定。

(DMB、2000.12.22)

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