![]() セスナ・ビジネスジェット
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今週ニューオルリンズで開催されることになっていた米国ビジネス航空協会(NBAA)の年次大会「ビジネス航空ショー」が中止になった。いうまでもなく先の同時多発テロのためである。おそらくは参会者が減るだろうというので、主要航空機メーカーが展示を取りやめ、したがって開催できなくなったもの。 しかしNBAAとしては、これは中止ではなく延期である。向こう2か月くらいのうちに開催したいという考えも持っている。期日は未定だが、一方でテロ組織撲滅のための戦争準備が進んでいるところから、果たして開催できるかどうか危ぶまれるが。 一方、航空機メーカーとしては、この1年1回の大会に向けてさまざまな準備をしてきたところが多い。新機種の開発計画、新しい受注、今後の見通しなどを、この会場で発表して顧客や業界など関係先の注目を惹こうというのである。それがフイになっては残念というので、いくつかの企業が準備したニュースを公表している。その中からセスナ社の状況を見ると次の通りである。
セスナ社では現在CJ1,CJ2,ブラヴォ、アンコール、エクセル、ソヴリン、サイテーションXといったビジネスジェットの生産が進んでいる。このうちサイテーションCJ1とCJ2を合わせた525モデルは今年初め引渡し数が400機に達した。またサイテーション・シリーズの生産数は総計3,400機になる。 機種ごとの状況は以下の通りである。
CJ11998年のNBAA大会で初めて公表された小型ビジネスジェットで、これまでのサイテーションジェットの後継機となる。その特徴は総重量が90kgほど増加し、アビオニクスが新しくなった。
CJ2本機も1998年のNBAA大会で公表された。ウィリアムスFJ44-2Cターボファン・エンジン(離陸推力1,088kg)2基を装備する。最近までの生産数は25機。
ブラヴォ1997年に型式証明を取り、最近までに160機以上が引渡された。PW530Aエンジン2基を装備、最大403KTASの巡航速度性能をもつ。巡航高度は15,000m。
アンコール旧来のサイテーション・ウルトラの改良型。主翼先端を14インチ延ばすなど空力的な設計変更があって飛行性能が良くなり、乗客の快適性も向上した。整備性も良くなっている。これまで30機ほど引渡された。
エクセルキャビンの天井が高くて、乗り心地の良いのが特徴。エンジンはPW545Aが2基。1998年以来、170機以上が引渡されている。
サイテーションXセスナ・ビジネスジェットの中では最大級で、昨年末には一部の改良計画が発表された。具体的にはエンジン出力を増し、総重量を16,375kgに上げて、標準装備品を増やすというもの。エンジンはAE3007C-1が2基。1基あたりの離陸推力は2,900kgから3,068kgへ5%増となり、必要滑走路長が短くなる。 この改良は製造番号173号機からサイテーションXの全機に適用され、2002年初めから引渡しがはじまる。 サイテーションXの最近までの引渡し数は150機以上。
ソヴリン最後にセスナ社では現在、新しいビジネスジェット「ソヴリン」の開発が進んでいる。同機はPW306Cエンジン2基を装備、乗客8人をのせて4,630kmの計器飛行ができる。すなわち米大陸横断が可能である。 来年初めに初飛行し、2003年末までにFAAの型式証明を取る予定。引渡しは2004年初めから。 (DMB、2001.9.21)
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